3月まで辛抱強く待ち続ける救世主たらんことを
■11/28(土)『東のエデン 劇場版1 The King of Eden』観賞
http://juiz.jp/blog/
素晴らしかったです。ギャグあり、シリアスありの娯楽大作。
【ネタバレ(↓※反転してください。自分でも驚くくらい長文wすみません)】
※2009/11/30追記:自分がタグの勉強不足で色を反転すると以降の文章が全部反転されてしまったため、
色の反転を解除しました。申し訳ありません。以降、ネタバレです。ご注意ください。
■劇場版1で滝沢朗が失ったもの
・滝沢朗としての記録
(あと48時間ですべて“飯沼朗”に上書きされる。劇場版は前後篇で3日間の出来事なので、
最終的には“滝沢朗”が生き残れるのかというタイムリミットサスペンスの様相を呈するかと)
・東のエデン新システム使用でのバックアップ
(滝沢の記録の延命のためシステムダウン。今後のサポートは部室の旧システム使用。
※余談だけど、旧式が活躍すると燃えるというセオリーを踏襲していて素晴らしい)
・守護天使:白鳥・D・黒羽
(空港での一連のシーンは涙無しでは見られない)
■劇場版1で滝沢朗が手に入れたもの(※すべて失った・手放したものの再入手である)
・ノブレス携帯
・記憶(ゴールデンリングのエピソードなどごく一部)
・森美咲との再会
■劇場版1で見えた他セレソンの動向まとめ
●1:物部大樹 ・・・ミサイルで脅威となりそうな他セレソンのJuizシステムを破壊。
「No.9には生贄になってもらうしかない」
この発言の真意が滝沢の言う「損な役回りやる奴」と合致するのならある意味で味方。
しかし、彼の願いが叶えば滝沢個人は「損な役回り」で幸せになれず、
日本は少数精鋭国家となり弱者が切り捨てられることになる。
江田“ぎゃふん”元・首相など、国の中枢と繋がる。
●2:辻仁太郎 ・・・「被害者、最強っしょ?」
日本を“英雄を失った被害者”にすべく、AIR KING=滝沢朗の外国人による暗殺を画策。
暗殺シーンにうってつけの滝沢の衣装(AIR KING Tシャツ)を手配するところまで申請済み。
No.1にJuizを破壊される。
カッティングエッジなパンツ野郎。
●3:北林とし子 ・・・一日一善。敵ではないはず。
●4:近藤勇誠 ・・・TVシリーズにて死亡。
●5:火浦元 ・・・TVシリーズにて消去。板津により生存確認済み。
●6:直元大志 ・・・滝沢と咲の逃亡劇映画を撮影するためにJuizを使用。
実のところクリエイター崩れの盗撮野郎。Juizもウンザリ。
滝沢と咲を襲撃したところを飯沼後援会に取り押さえられる。
古今東西の名画ではかませ犬と呼びます。(←これで2で大活躍したら爆笑)
●7:??? ・・・???
●8:立原憲男 ・・・???
●10:結城亮 ・・・ミサイル事件から日本を救った滝沢への復讐を宣言。
ノブレス携帯は本人が破壊(=復讐は本人による特攻か?)。臭い。
●11:白鳥・D・黒羽 ・・・「もう貴方の守護天使でいられないの」
滝沢のJuizを庇い、No.1にJuizを破壊される。
●12:Mr.OUTSIDE(?)・・・No.1にJuizを破壊される。
■まとめ
滝沢が今回得たものと失ったものの対比によって、劇場版1(前篇)での主人公側の劣勢と、
その中で得ることができた記憶や、咲がどれだけ重要なものかが描かれていて、本当に素晴らしい。
劇場版1はほぼ完全に他のセレソンのターンだった(滝沢は新規の申請を一つもしていない)のですが、
劇場版2では、他セレソンが打った手に対してどう切り返すか、攻め返すかが描かれるかと思います。
上記でも「劣勢」と書きましたが滝沢が圧倒的に不利なのは、
敵の陣地に取るべきKINGがいない(ように思える)こと、なのです。
一応、どういうことか説明すると、滝沢と敵対している他セレソン(判っている範囲でNo.1、2、10の3人)
は、滝沢側のKING=滝沢を取る(それぞれ生贄にする、暗殺させる、復讐する)ことで
目的を達することができるのですが、滝沢には残念ながらそれがありません。
(一応、記憶を失う前に「Mr.OUTSIDEをぶん殴ってやる」というのがあったのですが根本的解決になりません)
つまり、本当に比喩でも何でもなく滝沢が戦わないといけないのは「この国の空気」という
(滝沢はもしかしたら正体を知っているかも知れないけど)正体不明の漠然としたものなのです。
「KING(滝沢)を取れば勝ち」な奴らと、「どうすれば勝てるか判らないヒーロー」、
この圧倒的不利な戦いにどう決着をつけるのか、本当に先が見えなくてハラハラします。
パンフレットに一言だけ予告された劇場版2(後篇)の中の意味深な台詞。
「ごめん。
ここからは一緒に行けないみたいだ。」
おそらく滝沢の台詞でしょう。
この台詞に続いて、直元(No.6)の襲撃でポケットに入ったままになっている(?)ゴールデンリングを
咲に渡しながら「もう一度会えるから(=ゴールデンリングを取るとメリーゴーランドにもう一回乗れる)」
と言って別れる二人。―――そして奇跡的な再会。
そんなドラマチックな展開を妄想してしまいます。
きっと、神山監督の頭の中にあるのはもっと斜め上を行く最高のクライマックス。
公開は3月に延びたけど、その分、本当に楽しみにしています。
EDテーマはTVに続いてschool food punishment。
映画の内容を反芻しながら聴いたEDクレジットでは涙が止まらなかったです。
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個人的には初日舞台挨拶でウチの彼女(愛花)の中の人にお会いすることができて至福(喜)
もうね、咲がTVシリーズの放映時よりも可愛く見えて可愛く見えて…。
あと、映画館で手に入れたもの。パンフ、ガイドブック、ポスター、ストラップ×2、デコシール。
サントラまだ買っていなかったのでここでゲット。最終話のあのシーンの泣ける曲が入ってる。