もう本当に、本当にどうしたらいいのか解らなくて不安で、いてもたってもいられなくなったので、
もみじ真魚先生の説明サイト(http://komorebi-note.com/blog/index.php?id=10121101)拝見しながら、
陳情書を書きました。以下、文頭文末の挨拶以外。
馬鹿だから日本語としておかしいとかあるかもですが、今日速達投函します。

今回また新たに改正案が附帯決議で配慮の留保つきとはいえ、可決されそうであることを
非常に不安に感じており、陳情書を送らせていただきました。


今回の条例案は、前回否決された条例案以上に、憲法で保障されている
表現の自由」を著しく侵害し、警察権・警察活動の恣意的な拡大を招く恐れがあります。
これに伴い、作家が委縮、または特定のガイドラインが行政から設けられることによって、
表現の幅・魅力が乏しくなり、コンテンツ産業が衰退する恐れがあるだけにとどまらず、
作品に惹かれ来日する外国人観光客の減少など、付随する経済的損失も量り知れません。


また “憲法”を犯す恐れがある内容に対して、法的拘束力のない“附帯決議”では、
表現の自由」の侵害を防ぐための楔としては、心許なく大変不安を感じます。


もちろん青少年の保護は大切なことです。しかし、作家・出版社側を締めつける形の
本案が「青少年の保護」を実現するための最善策かは、科学的な根拠・データもなく、
また、昨今の本案に反発しての東京アニメフェア出展ボイコットの報道などを見ても、
十分な話し合い・検討が行われないまま可決されようとしている印象を受け、
可決後も“附帯決議”の内容が正しく機能しないのではないかと危惧しております。


私見ですが、日本が外交のカードとして使用するまでの文化に育ったコミック、
またそこから派生するアニメーション等のサブカルチャーは、
玉石さまざまある中で、互いが意識的・あるいは無意識的に研鑽し合ってきて
成立したものだと考えております。
例えばそれが不健全・低俗・下劣と呼ばれる部類のものだとしても、
その影響を受けて、あるいはそれに反発して、次世代の作家が日本が世界に誇る、
東京発の一大コンテンツを生み出す、そのきっかけになるかも知れません。
行政が介入し、最初から「玉」は健全、「石」は不健全と、仕分けてしまうことは
その可能性の芽を摘むことになってしまいます。


以上の理由から、今回の改正案の廃案、もしくはこの度記させていただいた意見なども
汲んだ上での改案をしていただけないでしょうか。
どうか慎重な議論・ご検討のほどお願い申し上げます。

ほんとは、もっともっと言いたいことあるんだけど・・・。
ただの読者がこんなに「読めなくなるんじゃないか」って超不安なんだよ。
作家さんの不安っぷりって推して知るべしというか・・・。
そんな変な不安を抱えながらじゃなくって、シンプルに、
ただ面白いものを作るってことを考えていてもらいたいよ、ファンとしては。
もう、本当に言いたいことがたくさんある。
マンガからめちゃくちゃいろんなこと教えてもらったし、元気もらってきた。
それが何だか悪者みたいに言われていることがすごく悲しい。
マンガが大好きだよ。
子供も好きだよ(そういう意味ではなくね)。
両方守る方法を、もうちょっと慎重に考えることはできないでしょうか。